バスケ好きなIT系パパの南の島日記。

バスケットはNBAはウォリアーズ、Bリーグは地元の琉球ゴールデンキングスを応援してます。IT企業に勤めながら二児の父親してます。日々感じたことや地元(沖縄)の紹介などなど綴っていきます。

元日本代表監督のコメントを引用した記事について思うこと。

Twitterを開くと、お怒りのユーザーさんが多数いまして...
何だ何だと見てみたら、72年ミュンヘン五輪
76年モントリオール五輪で指揮を取った
元全日本代表監督 吉田正彦氏へのインタビュー記事でした。
ちなみにインタビューをした内容を記載しているだけで
この記事を書いた林壮一氏の主観は 0(ゼロ) です。

news.yahoo.co.jp

結構、良い感じに炎上してるので記事が消える可能性もありかな。
むしろ炎上を狙っているような気もするので消えないのかな。
とりあえず、記事の中で気になった箇所を引用します。

Bリーグのシーズンと国際試合のスケジュールが重なっていることがいただけませんね。今回のアジア予選に向け、日本代表は週2回の強化合宿を17回やったそうです。でも、それではまったく足りません。私が日本代表の監督だった頃は、年間145日の合宿を行いました。背が低く、ジャンプ力も無く、スピードにも欠ける日本人選手をアジアで勝てるようにするには、連係プレーがどうしても必要です。そうした強化をしたからこそ、アジア王者として五輪に出場できました。

時代が違います。
年間365日しかないのに、145日を代表活動に当てろと...?
代表活動する際の資金はどこから捻出するんでしょうか?
高度経済成長期のように税金をジャブジャブ使えません。
クラブチーム単位で営業努力を行っています。
Bリーグが盛り上がることで、代表活動を行う際の
スポンサー収入も増えます。
まぁ、金銭事情は76歳のおじいちゃんに理解は苦しいでしょうけど...

 フィリピン戦をご覧になりましたか? フィリピンのセンターは元NBA選手で帰化して国籍をとっています。今日、FIBAは12名のナショナルチームメンバーのうち、1名の帰化選手を認めています。日本は、アメリカ出身のアイラ・ブラウンに日本国籍をとらせて代表選手にしましたが、193センチしかなくセンターで使えません。彼はあくまでもフォワードの選手です。ゴール下の制空権を争うタイプではない。
 高さの無い全日本が海外と渡り合うには、210センチクラスのセンターを獲得しなければいけない。リングを背にして戦える選手がいなければ勝ち目はありません。それに、ブラウンのような実績の選手ではなく、NBAでプレーした猛者が必要なのです。

フィリピン代表のアンドレイ・ブラッチ選手は
2014年に中国リーグのチームと契約していますが
その際の推定年俸が2億7,000万です。
そんな金額を出せる日本のクラブチームは存在しない認識です。
ただし、吉田氏が指摘していることも間違ってはいません。
210cmクラスのセンターがいなければ
アメリカやヨーロッパのチームと戦うのは厳しい。
しかしながら、今の日本代表が目指しているのはそこなのかと
上記のコメントを見て考えさせられました。

あり得ない話ですが、仮に現在のNBAで活躍している
ディアンドレジョーダンやデマーカス・カズンズが
日本に帰化して、日本代表に加わったとして
世界最高峰のセンターを活かせる選手がいません...
結局は、全体的な底上げをする必要があり
日本代表及び日本バスケ界は、その真っ只中にあって
強豪チームとの対戦を経て、成長していくことが重要です。

アイラ選手のいない代表チームといる代表チームを
単純に比較するとアイラ選手のいる代表チームが強いです。
そして、アイラ選手の日本バスケ界に貢献したいという
そういった思いを無視したコメントは
いくらおじいちゃんと言えどズレが激しいです。

日本代表を強くする為には、NBAからセンターを獲得し、帰化してもらうように努力すべきです。「センターがいないから、補充せざるを得ない」という働きかけをFIBAにしなければいけません。

FIBAに働きかけをして何か変わるんでしょうか...?
FIBAは、全世界的なバスケットボールの発展は管理しますが
主催国だからと言ってオリンピック出たいから
NBA選手を帰化するように働きかけしてって...無理でしょ。

 日本代表のパスは、3ポイントラインの外側ばかりです。パワープレーでリング下まで攻撃する術がない。そんな状態で80回もボールが回っています。1対1で抜けない。ゴール下にボールが入らない。相手ディフェンスを破れない。それが日本のウィークポイントです。

比江島選手がドライブでインサイドに侵入してましたよ。
冨樫選手も、スティールされることもあったけど。
インサイドに侵入して、パスアウトしてプレイメイクしてました。
中/外でボールを回して、オープンなシュートを打つ。
そういったシステムが、最近の主流なんですけどね。
パワープレーで攻撃するスタイルは現在の主流ではないし
ディフェンスも組織的なシステムを採用しているチームが多く
インサイドの単純なオフェンスは、逆に通用しない。
そういったトレンドは、知っているんでしょうけどね。
やっぱり自身が指揮を取っていた頃のスタイルが
現在でも通用すると信じたいですよね。
NBAのレジェンド、バークレーが現在のNBAをdisるのと一緒かな。

最後に、この記事を書いた林壮一氏。
この方も、ライターという肩書きを掲げているくらいですから
吉田氏のコメントを良く思わない人が多数いることは承知のはず。
それを承知で記載して、自身の考えはどこにも記載しない。
僕としては、結構汚いやり方と感じました。

林氏は、本も出版しているようですが
Amazonでは、その本のレビューが20件ほどあり
半数程が絶賛されていますが
酷評のレビューもあり
「著名人のコメントを集めただけ」
「内容に誤りがあって、本当に調査しているか怪しい」
と言ったレビューもあるんですよね。
Amazonのレビューって、サクラっぽいのも多数見かけます。
レビュー数が少ない商品は、高評価はあてにならないのでは?

まぁ、結論として何が言いたいかというと
SNSやブログという炎上しやすいコンテンツがあることを
76歳の吉田氏は知らないだろうし、ご高齢ですから。
世間話くらいのノリで話している可能性もあるかと。
76歳のおじいちゃんを個人攻撃するのはやめましょう!
そして、炎上狙いのライターさんに乗せられるのもやめましょう!