バスケ好きなIT系パパの南の島日記。

バスケットはNBAはウォリアーズ、Bリーグは地元の琉球ゴールデンキングスを応援してます。IT企業に勤めながら二児の父親してます。日々感じたことや地元(沖縄)の紹介などなど綴っていきます。

慰霊の日が、もはや子育て世帯の鬼門になりつつある...

沖縄では、1945年6月23に沖縄戦が終了したので

6/23は慰霊の日として、戦争の悲劇を繰り返さないため

戦争の被害となった故人を悼む日として制定され

復帰前は、正式な公休日だったのですが

復帰後は、日本となったため公休日ではなくなりましたが

県庁などの役所含め、保育園も含めた小中高校は休校。

国立の琉球大学も、現在は休講となっています。

但し、国家公務員の教職員はこれに該当せず。

 

慰霊の日は、糸満市にある平和の礎に

戦争被害者の家族が訪れたり

平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式が行われます。

安倍首相も出席します。

昨年は、辺野古基地問題で強硬策に出た国と

沖縄県知事の翁長知事が対立していたため

必要以上にクローズアップされていましたね...

その辺の話題は、とても難しいので

ここは敢えて、それ以上は触れません。

 

「慰霊の日」

 

とても大切な日です。

白旗の少女が、敗戦の意思を示して

沖縄戦終結したと小学校時代に学びました。

そのため、日本が敗戦した8月15日よりも早く

沖縄は6月23日に終戦しています。

沖縄では地上戦が行われて戦争被害者の数は

本土の他府県と比較になりません。

僕の父親は、1944年の戦時中に生まれました。

ガマと呼ばれる防空壕で、祖母と避難していて

同じ年の赤ちゃんがいたそうですが

その子は、大声で泣いてしまい

米兵に居場所がバレてしまうということで

防空壕から追い出されたそうです。

その時、父親が泣いていたら...

僕は存在しなかったかもしれません。

 

そういうことを学んだのは

慰霊の日に向けて学校での平和学習でした。

大学に進んで、他府県ではそのような学習機会がない

ということも知りました。

米軍基地に対する感情というのも

そういった背景で差が出ているかもしれないですね。

だから、慰霊の日はとても大事な日だと思います。

平和学習も続けて欲しいと思います。

 

しかしながら、、、

学校と役所職員がお休みなのは如何なものか。

教職員は休みじゃないと言いますが

生徒がいないんだから

有給が余っている教職員は休むでしょう...

そうなると、どういったことが起こるか?

共働き世帯が多い沖縄ですよ?

子育て世帯では、まさに鬼門!

じぃちゃん、ばぁちゃんが預かってくれれば良い。

理解のある職場で休めたら良いです。

幸い、僕はそういった会社に勤めてます。

現在は、妻が育休中なので休む必要はないですが。

休みづらい会社に勤めている人は辛い...

そういった会社が、沖縄にはたくさんありますからね...

まぁ、そこをどうにかしろという指摘もごもっともですが

そうではない現状があるにも関わらず

学校、役所を休みにするのはどうかと思うんですよね。

役所の職員が休む理由が全く見当たらない...

まぁ、県の職員は沖縄全戦没者追悼式のスタッフで

動員させられているのかもしれませんが。

それはそれで、業務として対応すればいいような。

いや、むしろ休日出勤で業務として対応してそう...

 

小中学校の頃は慰霊の日に向けての

平和学習は良いと思うけど

結局、当日は部活をしていて

正午になると黙祷をする以外の慰霊の日的なことはなく。

それなら、学校で良いんじゃないかと経験者語る...

 

最後に。

北朝鮮や中国と東アジアでの緊迫が増していますが

どうか平和な世の中となりますように。

先人達の犠牲の上に現在の日本、沖縄があります。

今一度感謝して、一生懸命に生きていきます。