バスケ好きなIT系パパの南の島日記。

バスケットはNBAはウォリアーズ、Bリーグは地元の琉球ゴールデンキングスを応援してます。IT企業に勤めながら二児の父親してます。日々感じたことや地元(沖縄)の紹介などなど綴っていきます。

元沖縄県知事、大田昌秀氏の県民葬が行われましたね。

1990年〜1998年の2期に渡って、沖縄県知事を務めた

大田昌秀氏が、6月12日に92歳で逝去され

去る7月26日に県民葬が執り行われました。

ちょうど僕が小学生〜中学生の頃に県知事をされていたので

県知事といえば、大田県知事という印象が強いです。

そして、大田県政の時代が最も沖縄で

基地反対運動が大きかった時期だと思います。

軍用地借用に関して、地主が認めていない軍用地を

強制的に使用できるように県知事が代理署名することを拒否。

国に対して、基地負担の軽減を強く求めた県知事でした。

現在もまだ未解決の普天間基地移設に関しては

県外移設を強く求めたものの

受け入れ先の名護市の当時市長だった比嘉鉄也氏が

受け入れを表明したため、県と名護市で方針が二分。

また、基地反対で多くの支持を得ていた反面。

沖縄県の経済は停滞したため、支持率が徐々に落ち

経済の改善を前面に打ち出した稲嶺恵一氏に破れて2期目を終える。

2001年には、参議院選に出馬して国政に進出するも

任期を終えると、その後は出馬せずに政界を引退します。

また、沖縄に関する著書も多数出版されていますね。

 

小・中学生時代に県知事だったイメージが強く

両親含めて、周りの大人も大田氏を支持する声が強かったことを

政治にあまり興味がなかった時期でも印象に残っています。

その後、大学で基地問題についても学んだことから

大田氏が、沖縄の基地負担軽減をアピールしたことは

その後の国と沖縄の関係性に大きな分岐点になったと思います。

それまでは、対等な形での話し合いが出来ていなかった

代理署名といった問題とされていなかったことにも注目された。

県民の深層心理としては、基地反対であることも主張した。

そういった意味での沖縄県への貢献は高かったと思います。

 

しかしながら、やはり経済面をないがしろにしてしまったため

県民の実生活に直結する部分で3期目を迎えることが出来ませんでした。

現在、県内基地移設反対をアピールしている翁長県知事も

同じ道を歩みそうです。

翁長県知事の場合、不可解な龍柱建設等もあり

次の県知事選で出馬しても負けそうな気がします。

でも、だからと言って次の県政を担える方がいるのか疑問ですが...

 

個人的な意見ですが、基地移設に関しては本音は反対です。

理由としては、移設してしまった場合に

半世紀以上は基地が存在し続けるだろうということが想像できるため。

しかしながら、普天間基地は住宅地に隣接しているため移設は急務。

現地住民及び名護市の承認が得られるのであれば移設は仕方ない...

ただし、一番の問題である米兵が罪を犯した時の対応。

地位協定の見直しは絶対に必要。

基地に反対する理由の一番はそこですから...

地位協定の見直しを第一優先で交渉できる知事が良いなぁ。

 

沖縄県のために奔走した大田昌秀氏のご冥福をお祈り申し上げます。

安倍総理も県民葬に参列されましたね。

内閣支持率急落に伴うイメージアップだとか言われてますが

それでも、沖縄まで足を運んだことは評価するべきなのかなと思います。

少なくとも軽視していないことは判断できますからね。

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