NBAの過去のMVPと2016-17のMVP候補を比較してみる
今シーズン、J.ハーデンとR.ウェストブルックのMVP争いが話題ですね。
両選手ともトリプルダブルを量産しました。
2人が、同じシーズンに活躍していなければ
どちらも年間MVPにふさわしい活躍だと思います!
そうなるとやはり、どちらがMVPを受賞するのかが注目の的。
というこで、NBAで過去10年間ににMVPを受賞した選手達を比較してみます。
- 2015-16 S.カリー(GSW/73-9 89.0/30.1/得点王/スティール王/3P成功数更新)
- 2014-15 S.カリー(GSW/67-15 81.7/23.8/3Pコンテスト優勝)
- 2013-14 K.デュラント(OKC/59-23 71.9/32.0/得点王)
- 2012-13 L.ジェームズ(MIA/66-16 80.5/26.8)
- 2011-12 L.ジェームズ(MIA/46-20 69.7/27.1)
- 2010-11 D.ローズ(CHI/62-20 75.6/25.0)
- 2009-10 L.ジェームズ(CLE/61-21 74.4/29.7)
- 2008-09 L.ジェームズ(CLE/66-16 80.5/28.4)
- 2007-08 K.ブライアント(LAL/57-25 69.5/28.3)
- 2006-07 D.ノビツキー(DAL/67-15 81.7/24.6)
MVPの条件として、チームを勝利に導けるのか
それとも個人成績が素晴らしいのか
という議論が、今年のMVP候補を議論する時によく言われています。
過去10年の受賞選手を見てみると、確かにチーム成績が良いです。
2007-08シーズンのK.ブライアントが最も勝率が低くて69.5%。
また、得点王などの個人成績が良い選手が受賞している様子は無し。
ただし、直近の3年で振り返ると2015-16 / 2013-14の2シーズンは
共に得点王に輝いた選手が受賞している過去がありますが
どちらのシーズンもチーム勝率も素晴らしいので
個人成績を評価されて受賞されたとは言えないです。
そして、今シーズンのJ.ハーデンとR.ウェストブルックの成績。
J.ハーデン
- HOU / 55-27 67.1
- 平均 29.1点
- 平均 8.1リバウンド
- 平均 11.2アシスト ※アシスト王
- FG成功率 44.0%
- 3P成功率 34.7%
- FT成功率 84.7%
- 平均 5.7ターンオーバー
R.ウェストブルック
- OKC / 47-35 57.3
- 平均 31.6点 ※得点王
- 平均 10.7リバウンド
- 平均 10.4アシスト
- FG成功率 42.5%
- 3P成功率 34.3%
- FT成功率 84.5%
- 平均 5.4ターンオーバー
- 史上2人目のシーズン平均トリプルダブル
- シーズントリプルダブル達成回数を更新(42回)
ということで、両選手のどちらがMVPに輝いたとしても
過去10年間では、チーム勝率が最も低いMVP受賞者となりますね。
それでも、年間勝率が60%を切っているR.ウェストブルックの
受賞の方が難しいと思います。
J.ハーデンの方が自身のスタイルを生かす
攻撃主体の戦術を得意とするHCにロスターという
チーム環境は整っているので単純な個人成績を重視するなら
断然、R.ウェストブルックだと思うのですが…
今年のMVP受賞者はJ.ハーデンでしょうね。